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夏越の大祓式と茅の輪

今月の30日の夕刻、全国の神社で夏越の大祓式が執り行われます。

大祓式には、6月30日の夏越の大祓式と、12月31日の年越の大祓式とがあり、半年に一度ずつ、個人の祓にとどまらず日本中を祓い清めます。

「無病息災」を祈る疫病除けでも有名な【茅の輪くぐり】や【茅の輪御守】は、日本神話に由来しています。

 神代に、蘇民将来(そみんしょうらい)と巨旦将来(こたんしょうらい)という兄弟が隣り合わせで住んでいました。
兄の蘇民将来は貧しく、弟の巨旦将来はとても裕福でした。
 あるとき、素盞嗚尊(スサノオノミコト)が旅の途中に宿を求めると、裕福にもかかわらず巨旦将来は断り、蘇民将来は貧しいながらも手厚くもてなしました。
 次の日の朝、ミコトはお礼として蘇民将来の家族に小さい茅の輪を与え「これを腰に付けておれば、疫病から免れるだろう。」と言い残して去りました。
 その数年後、疫病が流行ったとき、巨旦将来の家族は皆疫病で死に絶えましたが、蘇民将来の家族はいつまでも元気にすごし、子孫も栄えたということです。
 このような言い伝えから、茅の輪は夏の疫病除けの御守護とされるようになりました。

今は疫病の流行真っ只中ということもあり、ある程度の人数で集まって茅の輪を作る作業を自粛し、なるべく外出を控えていただくことに貢献したいことから、当宮におきましては、昨年に引き続き今年も茅の輪くぐり自体を中止といたしましたが、茅の輪御守の授与は非対面で行なっております。

茅の輪御守 (授与初穂料 一千円)

また、日本中を祓い清める大祓式は、宮司のみのご奉仕で執り行います。
皆様のご参列はご遠慮いただくことになっておりますが、祈りはいつでもどこからでも届きますので、是非、お心で参加していただけますと嬉しく存じます。

祈りは、長らく気休めや非科学的なものであると思われてまいりましたが、世界中で科学的な立証が進んできています。
祈りで病からの回復が早まったり、癒えたり、また犯罪や犯罪傾向が大幅に減ることも実証されていて、世界のたった1%の人が祈ると、戦争がなくなるという試算が出ているほどです。
面白いことに、祈りを研究しているのは、科学者です。

今、日本中は、疫病やワクチンの接種やオリンピックをめぐり、人々の中で意識の分断が起き、大地には対立から派生する攻撃的な重苦しい想念が渦巻いています。

昨年にも増して、今年の大祓式は非常に厳しく、また大事な神事となります。

この人間の世界は人間の心や行いによって万物が運んでいる以上、人間の運命の鍵は一人一人が等しく握っていると言えます。
全国にはたくさんの神社がありますが、神職が神々に祈るだけでなく、日本中の一人一人、より多くの人が自らの心や行いを省み改善していくことで、大祓の儀式は完成します。

これから、オリンピックの強行ともなれば、大災害級の感染状況になることも専門家たちは挙って指摘しており、このままの集団意識ではますます分断が起き、人々の心は荒れ果ててしまうかもしれません。

自然災害は、物質的な浄化のみならず、大半は悪想念への反発や浄化として起きるため、人々の強い怒りや悲しみが大きな自然災害を引き起こすことも懸念されます。

怒っても責めても、ウイルスはなくなりません。ならば前向きに助け合う方が、すべての人にとって有益です。

世の中の動きや、心ない言葉や自己中心的な行動に、憤りを覚えることもあろうかと思いますが、この大祓式という日本中の祓い清めの神事を好機に、日々の心遣いや行いを振り返り、自らを整える習慣をつけていくことが、日本の運命を左右する大きな力になることと思います。

危険性が現実のものになれば、これからが本当の正念場です。
自らの人生を明るく照らすように、清らかな気持ちで過ごせるように、是非大祓式の力にあやかっていただければ嬉しく存じます。

真心で繋がり合えた仲間たちと、心を重ね合ってこれからくる難局を無事に乗り越えてまいりましょうね。

茅の輪の材料にもなるイネ科の【茅萱】 花言葉「守護神」「子供の守護神」
 https://www.photo-ac.com/main/detail/4072051?title=チガヤ&searchId=2743911415

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心の泉

心の泉《宮司のコラム》 当宮や神社や神道などのことをはじめ、生命を育む暮らしと生き方への心のエッセイとして、神道の真髄を精神に探求し続け『神道の奥に息づく真心』をお伝えする宮司のコラムです。

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