八幡宮、職員の者です。
先日、ご来宮いただいたお方のご質問内容に対し、私の返答に誤りが発覚したため、今となっては便りをする宛てもわからず、取り返しのつかない状況になってしまったため、こうして当宮のサイト記事として、ご案内させていただくこととなりました。
あと数日で、今期(令和三年)のとんど(お焚き上げ祭)の日となりますが、その時のご質問とは、境内に設置した古神札納所への「返納の御品」についてのご質問をお受けしました。
そのご返答に「返納品として相応しくはない」という返答をしてしまったのですが、その後に気になり調査を行い、また宮司にも訊ねたところ、その御品の返納は不可ではなく「可」であり、歴史上に見ても多くの地域で伝え残るとんどの風習の代表的なひとつでした。
その御品とは「書き初め」のことです。当文面においては詳細は伏せますが、どうかお心当たりの方は、今一度、まだ御必要であるならば、ぜひお納めくださいませ。
私の知識不足により、ご足労いただいたにもかかわらず、大変失礼なことをしてしまい、心よりお詫び申し上げます。
尚、今年のとんど(お焚き上げ祭)においては、ウイルス予防対策につき以前よりご案内しているとおり、例年とは異なり「火処や作業エリア」並びに「末社二社」へはほぼ全日において立入禁止となります。
そのため『炉の付近で火や煙にあたること』や『ご自身で火の中に古神札等を入れること』、『職員へ直接の手渡しで依頼すること』などの行為は、今年に限ってはしていただくことができません。
したがって、古神札や返納品は、どんな御品であっても、今年はすべて作業をする職員が火処(炉の中)に入れることとなります。
また、炉の付近へは近寄ることができないため、燃える様子をご覧になりたい場合でも、今年は、位置的に近い場所でも「炉から3m以上」は離れています。
万が一、ご自分で火に入れることや、火に入れた御品の燃える様をご覧になることをご希望だとしても、予測するに今年の条件は、良いとは言えないものだと思います。
そのようなコロナ禍においての今年のとんどではありますが、そして、あと数日後に迫る今日ではございますが、もしもまだ御用が果たせるようであれば、どうかお越しいただければ幸いに存じます。
また、今年を諦めたとしても、また来年以降には、ぜひまた当該の御品をお持ちくださいませ。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
(※当内容は2月初旬をもって削除致します)