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疫病と真剣に向き合う先にある未来

昨年から始まった、日本の多くの方々が人生で初めて経験する未曾有のパンデミック。
日常生活も社会生活も変化を余儀なくされる中で、皆様も忍耐強くそれぞれに最善を尽くして来られたことと存じます。

早いもので、新型ウイルスの流入からもう一年近くが経とうとしておりますね。

いつも当コラムを好意的にお読みくださっている皆様は、きっとこの一年、疫病の終息へ向けてしっかりと本気で向き合って来られた方々ではないかと拝察いたしております^^

このパンデミックは、人間の心の本質を見事に白日のもとに晒しました。
今まで見えていなかったもの、薄々気が付いていたものの目を伏せていたもの、それらが一気に姿を現し、精神的な混乱も起こりましたね。

考えや感性の違いを許せない心、正義を暴力に使う心、自分中心に考え行動する心、煩悩と言われる欲に負ける心、物事を軽視する心・・・そういった弱いお心に負けてしまわれるお方も多くいらっしゃいますし、

その反面、真実を見極めようとする勇気、人を思いやる心、助け合う心、耐え忍ぶ心・・・そういったお心を育てられたお方もいらっしゃいます。

ここ島国で、疫病を抑え込むのは、決して不可能ではありません。

疫病を軽視せずに、真剣に向き合って協力し合えれば、疫病は必ず収束に向かいます。

疫病には克服の歴史がありますが、それはその時代の人々が真剣に向き合い犠牲を払いながらも皆で厳しく封じ込めてきたからなし得たことで、現在のように遅れて観測する科学的根拠を重視して、「今実際に起こっていること」を見ようとせずに理由をつけて軽視する人が多いのでは、当然ながら根拠が示されるまでには拡大はあっという間に進行し、封じ込め不可能なほどの事態を招きます。

自分さえ良ければ良いのではなく、皆で一丸となって可能な限りの予防を尽くさなければ、たった数人の油断や隙があるだけでも感染症はその家族、職場、またその家族、職場などと延々と瞬時に拡がり続けるものだからでございます。

一人一人が、地域の一員、国家の一員、地球の一員である自覚を持ち、自分の行動が如何に周囲に大きな影響を及ぼすのかを自覚して、自分自身の言動に責任を持たなければならないのが本当のあるべき姿であり、困難の時には特に、その人間の本質が問われます。

感染症は、「他者を守ろうとする」行動ほど、自分を守るものはないほど、自分に全て返ってきます。

政府の大規模な「国民の人間の本質を見定めるための実験」でもあった「go to」に、欲に負けて乗っかってしまわれたお方も多くいらっしゃいますし、
私共神社や寺院にも大きな責任がありますが、確実に感染爆発を引き起こすことがわかりきっている初詣に分散参拝などの工夫をできなかったお方も多くいらっしゃいます。

今、その連帯責任として大きな代償を払うスタート地点に国民全員が立っています。
決して責める意味合いではなく、これだけ、一人一人の行動に社会は左右され、一人一人の選択の大きさは政治を超える力があるということなのです。

そして、先に述べましたように、行いの因果は個人個人にも如実に表れます。

神仏も万物も、決して人間を苦しめようというのではありません。罰も与えません。
それぞれの魂の霊的成長を無条件で信じてくださり、希望を託してそれぞれに相応しい事象を起こされます。

その事象が苦しい時、つらい時こそ、しっかりと見守られている時であり、「人生は順調である証」でもあるのです。
逃げ出したくなることもあるでしょうが、しっかりと前を向いて自分自身の伸びしろを信じ切る強い心が大切です。

一人一人が、そういった人生の真価に向き合えば、一人一人の命が息をひきとる最後の最後の一呼吸まで、どんなに霊的成長のチャンスに恵まれた尊い尊い時間であるかを知ることが出来ます。

私達人類は、お金儲けをするために生きているわけでもなければ、何不自由なく生活するために生きているわけでもありません。
ましてや、何もかも都合よく思い通りにいくために生きているわけでもありません。
仕事も、雇われるのを目的とせず、自分で稼ぐという気があれば、喜ばれることはたくさんあります。

困難にこそ、今の自分を知る良い機会です。

今、地球人が抱える大きな問題の一つ、目の前にある疫病の脅威に真剣に向き合うことと、自分の人生に常に向き合って生きることとは同じです。

皆が皆を思い合い、自分の人生を大切にするように他者の人生へも思いやりを持つことができれば、人類全体の行動が変わってきます。真剣に向き合い、皆で力をあわせることは、魂本来の姿であり、私利私欲に負けなければそんなに難しいことではありません。

そして、行動次第で、こうした禍(わざわい)をいくらでも福と転じていくことができます。

コロナ禍で失ったものを数えずに、コロナ禍によって得た機会をしっかりと手にし、より良い人類の生き方、社会、未来を作っていきましょう。

それこそが、神仏を含め万物から託された希望です。

【自分たちの今日も明日も、自分たちが主体となって万物の恩恵を受けて作っているものである】ということを決して忘れず、【一員】として全体のために何ができるかを考え、真心を持って生活をしていきたいものですね。

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こちらにも書きましたが、【いつもどおり】【例年どおり】などの先入観は捨て、【今、この状況ではどうするのが良いのか】という視点で、判断をしていただきたく思っております。

通常時の先入観に左右されては、非常時には正しい判断はできません。

他者の人生を慈しみ、重く扱うことを基本に、思いやりの精神でこれからの時代の日常を過ごしてまいりましょう^^

初詣も、誰もにとって平穏な日々ならば新年早々に神仏にご挨拶するのが良いですが、離れていても心は通じますから、このような非常時、特に特定のお方にとって自分の行動が命を脅かす脅威になってしまう危険性も伴う状況下では、目の前にいない人へも真心を大切にし、他の皆さんの安全を第一に考え、参拝が叶うまではお家で祈りを捧げるのも、神仏はお喜びになると存じます。

そのようにして、変化を受け入れ、何事も限りある中でも最善を尽くすために工夫をしながら、例え一方通行であっても【思いやりの精神】【真心】で生き抜かれることを、私は自信を持ってお勧めいたします^^

どのような時代や環境にあっても、生かされ生きることの本質は変わりません。

お互いに慈しみ合い、思いやり合い、歩み寄り合いながら、困難の中には手を取り合って励まし合い、支え合って、限りある中でも最善を尽くしていくことこそ、幸せの土台です。

何は無くとも、命さえあれば、目の前の人といつでもその絆を築いていくことができます。

皆で、より良い時代を築いてまいりましょうね^^

新型コロナウイルス感染症予防対策として、現在、すべての御祈祷受付を『完全依託制』のみのご対応に限定しております依託制御祈祷については《御祈祷の依託制度のご案内》をご参照ください。 感染症対策への当宮の方針は《COVID-19対策への当宮の方針》 各行事の中止等の報告は《令和二年〜三年 一般参加行事の運営状況》をご覧ください。

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心の泉

心の泉《宮司のコラム》 当宮や神社や神道などのことをはじめ、生命を育む暮らしと生き方への心のエッセイとして、神道の真髄を精神に探求し続け『神道の奥に息づく真心』をお伝えする宮司のコラムです。

信仰とは、産まれ生かされる美しき感謝の在り方。宗教や思想などの垣根を越えて八百万の神々という【万物】と共に在り続けた『神道』とはなにか。『神社』とはなにか。『祈り』とはなにか。古来から守り培われて来た愛を知ってみませんか?

「生かされ生きる」とはどういうことだろう —— それをほんの少しでも知るだけで、大きな安心や幸福感、日常の感謝につながります。—— 感謝の波は生きるこころの泉を満たします。