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コロナ禍の年末年始に心を寄せて

皆様、ご無沙汰しておりました。

近頃は、業務外では年末年始に関するお知らせに忙しく、コラムを書く時間を割けないでおりました。

今年はどなた様にとりましても、大変な年であったかと存じます。
日常生活や社会生活の大きな変化は、想像よりはるかに忍耐のいるものでしたね。

この年末も、慌ただしくなる時期ではありますが、今冬早々に医療緊急事態となり、現在も不要不急の外出自粛要請が発出されております。

いつもどおりの年末。いつもどおりのお正月。日本人は特に優れた協調性からか、「いつもどおり」「右に倣え」に安心を覚える民族です。長所でもありますが、時には短所になり得ます。

確かに、いつも通りにお正月準備ができないと、不安に感じられるかもしれません。
「年神様をお迎えするのに無礼があってはいけない」「来年こそ良い年にしたいからこそ、きちんとしたい」など、皆様もお気持ちは同じではないでしょうか。

しかし、大切なことは、「命あってこそ」「健康であってこそ」の人生であるということです。
何より、神々は決して神々のために人々が無理をすることを願ってはおられません。神々の願いは、人類の霊的成長唯一つであり、そのために試練を惠むのであり、罰を与えることはありません。人間とは違い私心がないために、欲もありません。

人々が、限りある環境の中でも足るを知り、常に他者へ、神仏へ向けるような敬いや尊重、思いやりをもって、無理のない範囲内で最善を選べることを見守っておいでです。

このコロナ禍は、様々なことを明白にしました。価値観の違い、意識の違い、考え方の違いもその一つで、家族間や友人間でお辛い思いをなさったお方も多かったことと存じます。
しかし、いろいろな思いや価値観があってこその、この世界の多次元的な創造です。
経済を最優先に考える方々のおかげで生活は支えられましたし、命を優先に考えるおかげで感染拡大や重症化リスクを抑えることが出来てきました。
相反する意見への感情はさておき、持ちつ持たれつ支え合っているのが事実です。

しかしながら、今、医療の現場は非常に切迫した状況にあります。
このまま感染者が増え、重症になるお方が増えれば増えるだけ、新型コロナウイルス感染症だけではなく様々な疾病や怪我でも助からない命が増えます。医療従事者の皆様の激務もとうに限界は超えていると聞きます。

年末やお正月をいつも通りに迎えたい気持ちは皆同じです。
しかし、今は、その気持ちを少し横に置いておいて、できる限り全ての方々が健やかな日常を取り戻せることに、お心を傾けてみていただきたく思っています。

皆で協力し合えれば、この島国で感染症の封じ込めは可能です。政府がどう動こうと、一人一人の意思や行動の方がはるかに偉大です。

例えば、今の現時点で、配送業者をたくさん利用することが、国内の経済を回すことに繋がります。
不要不急の外出を避けて、非対面受け取りなど宅配員の方々への配慮をしながらそういった配送サービスを利用されるのも、感染拡大抑制に繋がります。

そのように知恵を絞り、いかに経済と安全を両立していくかを考えながら、一人一人が他者への思いやりをもって全体性を見ながら行動していくことで、必ず良い未来を築いていけます。

歳は、私達人間にとりましても人生の大きな節目です。年末は特に、一年の総決算でもあります。
確かに大変な一年でしたが、その反面、多くの人にとって、「当然」と思っていたことへのありがたみや、物事の本質と向き合う良い機会にもなったのではないでしょうか。
年の節目には、コロナ禍への不満や苦しみを持ち越すのではなく、コロナ禍の中で得た課題に前向きに善処していく希望の光として新しい年に灯していただけたらと願っています。

どのような時代や環境にあっても、生かされ生きることの本質は変わりません。
お互いに慈しみ合い、思いやり合い、歩み寄り合いながら、困難の中には手を取り合って励まし合い、支え合って、限りある中でも最善を尽くしていくことこそ、幸せの土台です。
何は無くとも、命さえあれば、目の前の人といつでもその絆を築いていくことができます。

そのことを、どうか忘れずに、コロナ禍での制限ある年末年始を希望をもってお過ごしいただきたいと切に願っております。

希望は、一人では持ち続けることはできません。
大切な人の幸せは希望そのものであるように、希望を掴もうとする原動力は、誰かの幸せを願う愛に他ならないからです。
どうしても希望が湧かない時は、皆で小さな希望を持ち寄れば良いのです。
大変な時代に、見ず知らずの人たちでも励まし合うことができるのも、オンラインで簡単につながることのできるこの時代の恩恵です。

おつらいときは一人で悩まず、決して抱え込まず、まずはご自身が相談できそうなお方にお話ししてみてください。
これからの時代は、お互いが助けを必要をする時代ですから、恥ずかしがらずに信頼を育て合ってくださいね。

一人より二人、二人より三人と、仲間が増えれば増えるだけ、知恵も出し合えますし、協力もし合えます。
そういう仲間のありがたみを知ることができるのも、困難な事象の恩恵です^^

今すでに恵まれていることに目を向け、それらを大切に育てていくことで、環境に左右されずに人生はいくらでも喜びが増えていきます。

このままの調子ですと、この年末年始はきっと大変な事態になるかとは存じますが、共に、いつでも前を向き、諦めることなく、希望と勇気を持って明るく人生を歩んでいきましょう。それにはまず、他者への思いやりを持ち、何事も軽視せずに落ち着いて、地に足をつけて最善の行動をとりながら過ごしてまいりましょう^^

今年も、当サイトをご覧いただき、誠に有難うございました。
新しい年も、何卒宜しくお願い申し上げます。

皆様の人生がいつも輝きに満ちていますよう、心より願っております。
良い年末、そしてより良い新年をお迎えくださいませ。




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心の泉

心の泉《宮司のコラム》 当宮や神社や神道などのことをはじめ、生命を育む暮らしと生き方への心のエッセイとして、神道の真髄を精神に探求し続け『神道の奥に息づく真心』をお伝えする宮司のコラムです。

信仰とは、産まれ生かされる美しき感謝の在り方。宗教や思想などの垣根を越えて八百万の神々という【万物】と共に在り続けた『神道』とはなにか。『神社』とはなにか。『祈り』とはなにか。古来から守り培われて来た愛を知ってみませんか?

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